
色味はある程度コントロールしたとして、いちばん問題となるのはやはりダイナミックレンジ。数値上はD700も健闘しているのだが、白飛びしないS5proに比べるとD700のそれはアンダー側に広がりを見せる。が、実際の用途を考えると飛んで欲しくないというか飛びそうなところの諧調というのは商業印刷などでも結構重要な部分で(紙色などの問題も出てくる)、アンダー側は最終的に締めざるをえないしいくら微妙にアンダー側を出しても網点などで変ににごりが出たりするのでどうかなぁ?といったところなのだ。とは言え事実上印刷した時にどれほど差が出るのかは今後見てみないと何とも言い切れない。
しかし、ダイナミックレンジが広いと言われているD700(D3)でやっとS5proに追いついてきた感はある。ということはD300系だときっとガッカリな結果だろうな。(メカ部は除く)
D700でJpegだとS5proと同じ感覚で使っているとびっくりするぐらい飛ぶのでちょっと怖くなる。実際、肌色なんかでも高輝度部分の諧調が大変な事

ただし、D700は古いタイプ(設計)のレンズでも意外にいい描写をさせるのでその点は評価できる。もちろんメカ的なところでは圧倒的進化を感じるので、このボディに富士のエンジンを積んでもらいたい(一眼撤退の声も聞かれるが)。
現実問題としてS5proからの完全移行というわけにはやはりいかないようだ。予備ボディとメンテであと数年はいけるだろうから、富士の後継機かNikonのもうちょっとの進化に期待したい。
って固目のインプレになっちゃってるけど用は創意工夫ってとこかなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿